◆タリスカー10年 ついに出会う爆発ウイスキー
今回はタリスカー10年です。
口の中で爆発するような刺激的なスコッチだというので、覚悟していました。ですが・・・・
むしろ飲みやすいかな? 似ているウイスキーにニッカの余市10年があります(アルコール度数も45度でほぼ同じ)が、余市10年の方がむしろ飲み辛いし、ギュワーっとくる辛さがタリスカーにはあまりないように思います。
匂い。スモーキーで海草と潮気を感じます。もたもたしているとアルコールのパンチが飛んでくるようなパワーがあります。それと木樽の香りがしていますが、洗練されているようでそれが何の匂いなのかがわかりません。甘い香りもかくれていますがヒョッコリと顔を出してくれるようで分かりやすいですね。
味。意外と飲みやすくて非常に美味しいです。潮の味と煙と甘い木樽の味を感じますが、バランスが良いです。少しの酸味と苦みと同時に甘みも感じます。余市10年のようなビキッとするきつい刺激はありません。ジワジワと来る刺激でしょうかね。口の中で確かに暴れるような感覚も感じます。でも余市に比べると潮、ヨードなどの感覚がはっきりと分かります。
余韻。刺激的で、少し長めに尾を引きます。刺激だけでなく、木樽の洗練された香味を感じます。
感想。美味しいの一言。アイラ的なスモークやヨードの強さはありませんが、それに替わってスパイシーで刺激的です。ですがそれも余市10年のような強すぎる刺激ではありません。むしろ飲み易いように思います。
う〜ん、アルコール度数も余市と同じなのに、何となく洗練されているように感じます。
似ているようで全く違っていることが分かった余市10年とタリスカー10年。違う魅力があってウイスキーの奥深さを思い知らされます。
甘み★★★
香り★★★★
刺激★★★
好き★★★★