◆白州12年
今回はサントリー白州12年です。
サントリーのウイスキーは最近全く飲んでいなかったので試してみました。ただ、この白州12年、結構値段が高いのでとりあえずミニボトルにしました。それでも1600円くらいします。フルボトルだと6000円前後!
匂い。最初にフルーツのような香りと木樽の香りとバニラの香り。スモーキーな感じはほとんど感じません。モルトっぽさはほとんどありません。ツーンと鼻にくるアルコール臭はわずかにしています。
味。バニラと木樽の味。少しだけ甘いかな。それでもしっかりとウイスキー独特の辛さが直後にきます。余市10年ほどではありませんが辛さも結構あってスパイシーです。複雑な味ではないように感じますが、なんと後からスモーキーな味がやってきましたよ。それが辛さと絡み合って意外とパンチがあります。が、上品でもありますね。
アイラモルトのような塩辛さとか正露丸のような味や香りは全くありません。でもスモーキーな風味があるので不思議な感じがします。
口内の感触はちょびっとだけオイリーな感じですが比較的サラッとしてます。ですが軽くもありません。
さて、コク(ボディ)はというと、いまいちよくわからないのでちょっとだけ加水してみました。う〜ん、あまり変わりません。今度は半分ほど加水(1対0.5くらい)してみましたが、味も香りもそれほど薄まっていませんが、控えめだった甘い果実のような味と香りが顔を出しました。少しだけアルコール臭が薄まって辛さも軽減されましたよ。意外とコクがあるということでしょうか。
余韻。結構長く尾を引きます。最後に甘い香りを名残惜しげにゆっくりと消して去っていきましたよ。
感想。良いウイスキーだなと思います。スコッチとは違う感覚が解ったようなきがします。上品な味と香りです。ですが値段が高いです。5000円超えはどうなんでしょう。私ならば別のウイスキーを買うかもしれません。
スコッチともニッカとも違うサントリーの主張の一部が解ったように思いました。今度は山崎を試してみたいですね。
甘み★★★
香り★★★★
刺激★★
好き★★★★