◆原発と電気の深刻な問題
原発と電気の問題はかなり複雑な要素もあって一時期静観していましたが、どうも、お互いの議論が感情的でいけません。
反原発派は「危ないからやめろ」としか言わないし、再稼働容認派は「再稼働しないと経済は破滅だ」と言うし・・・
どちらもリスクの把握と生活維持の条件などについて、数字で検討してできるかぎり客観的であってほしいものです。
私は原発のリスクについて、あの憎たらしいのび〜の意見に賛成しています。だってのび〜の言い分が一番理に適っているからね。彼の言い分に正面から反論している人間が今のところ見当たりません。感情でしか反論できていなのが現状です。
でもそれはあくまでのび〜の言い分で、私の言い分ではありません。いくらか迷いながら自分で資料をあさったりして、自分なりに答えを組み立てようとしていました。
そんな中で、一番納得感が強かった本が
「精神論ぬきの電力入門」澤昭裕著 新潮新書
です。
結構面倒な部分も丁寧に根気よく説明してくれています。数字と統計の取り扱いが適切であれば、答えの枝はそれほどたくさんあるわけではないよな、と、そう思います。
とりあえず、法律とか仕組みとかの問題ではない、正直な我々の生活とリスクの観点から、俯瞰するという行為に焦点が当てられています。