◆原発絶対反対!と思っていた過去

私が10代の頃は、私の周囲も教師も揃って左翼で反日で皇室廃絶論者ばかりでしたから、私も左翼思想に染まっていました。20代になってから広瀬隆の本を読んで、原子力はとんでもない悪魔のパワーだと本気で思っていましたよ。

だからキュリー夫婦とかアインシュタインとかまでも酷く憎んでいました(笑)。それにラジウム温泉の存在も信じられませんでしたしね。

無知とは恐ろしいものです。

それが学生時代に”復水装置”のことを勉強している課程で、原子力についても気になってちょくちょく調べるようになりました。

そこへ、チェルノブイリ原発の大事件が勃発しました。放射線障害で数百万の人が死ぬ!という報道まで耳にしましたが、それを裏付ける報道は一向に入ってきません。

アレ? 地球滅亡とか言っている人までいたのにヨーロッパの他国は平常通り?

ここがすべての疑問の出発点でした。

もしかしたらこれまで思い込んできたことは間違いだったのではないか?放射線も限度問題で、多少浴びても健康には影響ないのではないか?

それから色々と調べていくと、広島での原爆放射線に関する調査などもあって、徐々にこれまでの自分の思い込みが間違いだったと気がついていきます。

ラジウム温泉の効果などもよく解りました。

やはり無知であることは罪なんだなと思います。

それに、無知であることを認めるのは困難だと思いますし、どうしても取り繕ってしまいますから、さらに勉強する機会を放棄してしまうでしょう。

でもだれでも調べることは可能だし勉強だって可能なんですよ。そこで得た結論は常に自分の中で正しいか間違っているか?と問いかける作業も必要です。