◆大江健三郎の小説を読んでみた
昭和40年代前後にデビューした作家というと、大江の他に石原慎太郎がいたりします。2人に共通しているのは、非日常をこれでもかこれでもか!と一般人に浸透させようとしていることでしょうか。
ちなみに私は石原慎太郎も田中康夫も、その作品はいずれも大嫌いです。(田中康夫は人間としても大嫌い)
でも大江の小説は読んだことがなかったのでちょっと前に読んでみました。芥川賞を受けた「飼育」と話題になった(らしい)「性的人間」の2本です。まあ、こういっては何ですが、下らない・・・
あらすじ知りたい人ははググッで調べてください。
こんな小説が高い評価を受けていたなんて信じられません。私は小説家でも文学者でもないけれど、色々と小説は読んできました。が、これは・・・ 主人公の行動はどう考えても普通ではなくて、それでも普通じゃない行動は世に存在するんだぜ!どうだこのヤロウ!と、言わんばかり。しかもつまらん・・・
でも読んでいて感じたのは、大江の現状(反日でメシ食っている、日本滅亡を望む教の信者)と通じているのかな?とも思いますね。
自分を欺いてでも悪いのは自分ではなくて社会なんだ!ということでしょうかね。
車の後部座席から「電気はいらない」とプラカードを出すくらい、小学生でも解る自己矛盾に満ちている人間ですからね。電気いらないなら歩けよじじい。
自分はもしかして間違っているのだろうか?そう思ってふと立ち止まる、 そういう部分を持ってこその人間だと思うのですが、どうなんでしょうかね?大江健三郎?