◆政府の言うことは信用できない、と、言う人々

これまでそれほど騒いでいなかった人たちが、原発事故が起きたとたん言いだしたように聞こえます。

  「政府の言うことは信用できない」


 私の正直な感想は3つ。


・何を今更?政府のいうことは太古の昔から全て信用などできるものではないことぐらい、大人なら分かっているはずです。だから自ら行動してなるべく自分で判断するための材料を拾って、最後は自分で決断して行動するのみなんです。他力本願的な生き方で文句ばかり言う人は、結局文句言いながら死んでいくだけなんでしょう。

・随分と悠長なこと言っているよなあ、と。ビジネスの現場でガチンコ勝負していると、即断即決しないと前に進みません。その場の決断して即行動を起こすことが求められているのに、政府にウンチャラ・・・・何だか別世界の言葉に聞こえます。

・3つめは一部の人間は気を悪くするかもしれません。が、あえて言わせてもらいます。元々人間は差別意識を持っていると思っていますが、特に差別意識の強い人間が”政府の言うことが信用できない”から、福島の野菜や海産物は食べられない汚染物質だという、いいわけ材料に持ってきているんですよ。ええ、福島の人も野菜も畜産物も海産物も、みんな汚染されている”はず”だから差別してやる。そう言っているんです。


ですが、ここへ来て、そんな連中が焦り始めているから、益々先鋭化して、そこに便乗して商売する連中が大喜びしているという、歪んだ構図。


だって、東電福島第一原発事故、直接の原因で死亡した人間は、未だにゼロ、ナシ、いないんですから、そりゃ焦りますよね。なんで誰も死なないんだ?と。

そもそも世界有数の発ガン死亡率を誇る、我が国、日本にあって、放射線なんて些細なことなんじゃないの?と疑問を持ち始めている人が出始めていることも、一応言っておきましょうか。