◆人脈の威力もさることながらそこはかとなく分相応に

競馬やパチンコで大当たりを出して大金が手に入った人が、そのまま大金持ちになったという話しはとんと聞きません。

どうしてかって? 所詮はあぶく銭だからですよ。分不相応な大金を所持したところで、結局全部ギャンブルとかであっという間に使ってしまいますから、永遠に金持ちにはなれないんですよ。

実は人脈も同じだと思っています。

人脈が凄いと、人生も充実します的な自己啓発本がちまたに溢れかえっていますが、「パチンコで大もうけ!大金持ちになる方法」という内容と同じで笑ってしまいます。

お金と同じで、人脈も分不相応な人脈が出来たとしても、結局は続かないであっという間に切れて忘れ去られてしまうのがおちです。

人間の格というか気といか、うまく言い表せませんが、見えない階層があって、それに合った人間としか関係が長続きしないように思います。それが、成功者というくくりで表面化している場合もあります。一流の成功者は同じような人間としか波長が合わないのではないでしょうか?

でも、人脈がその人の成功ステータスを持ち上げることだってあるでしょうから、無駄とは言いません。でも、同じように自分を成功者として高める努力は絶対に不可欠だと思いますね。

男女関係でも同じでように思います。もし、身分も価値観も全く違う男女がうまく付き合いが続くようなら、どちらかが同じレベルになる可能性があるからだと思います。

仲がよい夫婦の晩年は、顔まで似てくるっていうのは、そんな要素があるからなんでしょう。(などと推論に推論重ねてどうすんねん)

まあ、そう言った上でですが、人脈を広く深くすることは、経営者にとって意外と大事だと思います。でも無理してまで作ることにエネルギーを費やすのではなく、自分を高める努力も伴わないと成果が出にくいということです。