◆自分が持っている武器を知らないで戦う”システムエンジニア”

零式艦上戦闘機ゼロ戦なんて言うなよ!ゼロって発音するなよ!)には破壊力抜群の20ミリ機銃が2門装備されていました。

コイツは弾数が少ない上に、弾頭が重たいので真っ直ぐ飛んでくれません。なので、なかなか敵に当たらないのです。特に軽快な戦闘機にはまず当たりません。大型の爆撃機対策、もしくは地上掃討用の兵器なんですよね。(重たいから弾が重力に負けちゃう。しかも発射時の反動がものすごいので照準がぶれてしまう)

対戦闘機としての戦い方は意外と難しい技量を要求されたのでは?と思いますね。


そんな零艦の性格・性能を知っているパイロットだけが戦場で生き残ってこれたのではないでしょうか。むろん運も要素にあるでしょうけど。


さて、SEも、PGやテスターなどの技量を把握して、見積もりを出しているでしょうか? 1人月と言っても、全ての技術者が同じ仕事をこなせるわけではありません。

SEにとってPGやテスターなどは武器です。その武器の性格や性能を把握していないと、まともなPJは推進できません。


要件定義と設計だけがSEの仕事ではありません。私はプロ管の能力を重視しています。初期段階でデスマーチ化するような恐ろしい事態を防ぐことができるSEこそが”できるSE”だと思っています。

20ミリ機銃の弾を撃ち尽くして、挙げ句の果てにスピットファイアに撃墜されるようなことにはなりたくないですよ。


でもね、でも・・・・


20ミリ弾は1発当たると戦闘機なんてバラバラだし、3発当たるとB29も撃墜できたほどの威力でしたから、いかにコントロールできるかでもあったりします。


まあ、経営も営業も、以下同文、ってことで・・・