◆私の領土問題

前から言ってきたことですが、改めてまとめておきます。竹島に関してはすでに韓国が実効支配しているので、実際に取り返すことはほぼ不可能です。本気で取り返す場合は、最低でも竹島にいる韓国人を排除(生死は問わず)して、竹島常駐の軍備を整えないといけません。それができるのか?

なので、選択肢は戦争するかしないかです。もし、戦争はしない、と決めたら、日本による竹島の実効支配は無理ということになりますから、解決はしない。そう、竹島の領有権問題は解決しないという結論になります。(ただし、日本国政府竹島は日本の領土だと主張する義務があります)

いずれ、時が来ればあっさり韓国領土ではなくなる日も来るかも知れません。それまでは、コストかけて竹島維持してもらいましょうか。解決しなければならない、と思わなくても良いということでもあります。


さて、それとは違って、尖閣諸島はまだ中国から実効支配されていません。日本に正当な領有権があると判断するならば、支配を強化しないといけません。ここも落としどころをどうするか?を先に決めないといけませんよ。


まず、日本が実効支配するのか?しないのか?の二者択一です。

実効支配する場合は、中国共産党の様々な報復行動にどう対処するのか?これを決めておきましょう。まず、実際に攻撃がある場合。その場合は攻撃拠点に関しては防衛戦範囲での反撃をするのかどうか。その場合にお互いの損害を計算しておいて、停戦の仲介をどこに頼むのか?

また、経済の遮断・妨害・破壊活動があった場合。宋さんなどが「貿易比率が2割になる日本は大変なことになる」と言っていますが、その殆どは代替可能な分野です。ごく一部にレアメタルなどがありますが、すでに技術開発で回避してるのと、それ以外も他国からの輸入が可能に(カナダとオーストラリア)なっているので、問題はありません。食料品と雑貨は東南アジア諸国との貿易で充分です。製造拠点としての魅力はすでに減退していますから、日本企業がどう判断するのか?まあ、市場にお任せすればよろしいのではないでしょうか。

ではシーレーンはどうでしょうか?中東から輸入する原油を満載したタンカーの航路上に南沙諸島があり、中国人民解放軍の基地があります。コイツが破壊・妨害活動をすると大変厄介です。これは日本の生命線なので絶対に守らないと、日本経済は即アウトとなる可能性があります。なので、局地戦覚悟でシーレーンは守らないといけないでしょうね。


※中国のなんちゃって空母は問題外です。怖いのは対艦ミサイルによる飽和攻撃です。多少のイージス艦では防ぎきれない場合もあります。


さて、日本がこのまま尖閣諸島の領有権を棚上にした場合。


中国に侵略されても後の祭りになる可能性がありますから、そのような事態になっても文句言わないこと、というのが条件でしょうか(笑)


最後に北方4島の問題です。こちらは更に取り返すのは無理でしょう。大体、もし取り戻したら今現在住んでいるロシア人どうすんの??? 日本国民として歓迎しますか?それとも島からたたき出しますか?どちらも大問題でしょうに。

こちらは竹島と違って無理矢理取り戻そうとして戦争する相手がロシアですから。

良い条件を出して取引してくれると良いのですがね。かつて経済破綻しかけたエリツィン時代であれば、買い取ることができたのかもしれませんが、もう無理でしょう。またロシアが経済破綻するのを待ちましょうかね(笑)