◆中国の真意はどこなんでしょうかね?

宋さんはじめ一部の識者は、今回の尖閣諸島をめぐる問題で、有るべき姿は”尖閣諸島の領有権は棚上”だと言っています。

つまり、日本も中国も尖閣諸島を領土としないで、現状のままにする、と。


う〜ん、そんな国権が及ばない地域を維持なんて可能なの? 実際南極でさえ、ロシアとかアルゼンチンとかは一部領有権というか俺様ルールを主張しています。


例え、かつての政治家、周恩来とか田中角栄とかが口約束で棚上にしましょう、と言っていたとしても、所詮口約束です。

条約でさえ平気で破って戦争になるような人類ですよ。そんな約束が未来永劫守られるなんてあり得ないでしょ。

実際中国は接続水域でガス田開発しているしね。だから、棚上なんてことは中国共産党が守るとはとても思えません。スキあらば奪取するつもりです。だから、アメリカと交渉して「尖閣奪取するけどアメリカは黙認してくれよな。黙認してくれたら農産物関税撤廃するからさ」とでも言ったのでしょう。

ところがアメリカはなぜか中国に「NO」と言った。やはりアメリカ軍の存在が大きいので、中国は尖閣諸島を奪取してこなかったんですね。フィリピンから米軍が撤収した途端に南沙諸島奪取したことからも、アジアのカギはアメリカに握られているということでしょうか。


さて、日本はどうしましょうか。アメリカにキン○マ握られたままでもやらねばならぬことはあります。


これからは尖閣諸島の問題を完全に解決しようとしたならば、それに伴う国策方針を前もって決めておく必要があります。だって、実効支配して自衛隊の駐屯地設営したら、中国は間違いなく報復行動に出ますよ。それでもやるのか? やられたらどう対処するのか? その行動を決める基準である国策を決めておかないと、都度あたふたするだけです。


自民党総裁候補には、そこの国策をどうするのかを決めて欲しいところです。