気になって仕方がない神話の矛盾点・古事記
私を魅了した古事記。私の心をガッチリと掴んで全く放そうとはしません。本当に素晴らしい物語です。
しかし、肝心の前半がどうも理解し辛い点が幾多あって、何か引っ掛かっています。
一番の疑問は、皇室の祖先が、天照大神(あまてらすおおみかみ)ということになっていますが、古事記を読むと、その前に幾多の神々が出現しては消え、出現しては消え、とあります。
その後、伊弉諾尊(いざなぎのみこと)を親として、天照大神が生まれます。古事記の記述を見ると、明らかに血縁関係があると思われます。ならばなぜ、皇室は伊弉諾尊を祖先としなかったのでしょうか?
伊弉諾尊は、古事記の通り、現在も多賀大社(滋賀県)に祀られています。う〜ん、一応、伊弉諾尊は男として記述されているから、逆に都合がいいように思うのですが・・・・
梅原猛さんによると、実は天武天皇の元で編纂された古事記では別の記述があったのではないか?その後、太安万侶により元明天皇の意向に沿って改編されたのではないか?(でも、もし本当に改編されたのなら、その真犯人は多分、藤原不比等!だろう)
すると、古事記は2つあることになります。
最初に編纂された古事記が、もしあったなら、ぜひ読んでみたいものです!
ちなみに、天武天皇の元で編纂された、最初の古事記の作者ですが、梅原さんはこう推理しています。
ほ、ほ、ほ、ほんま!!!
これ、証明されたら、天変地異クラスの大スクープでっせ!
よし、探してみるか!
個人のページ(まもなく勉強会開催!)リニューアル!!