◆外飲み日本酒備忘録

外飲みの乾燥・・ぢゃなかった、感想をいくつか・・ 例のごとくで長文失礼いたします。酔っ払いの個人感想なのでお暇な方がいたらぜひ。

一ノ蔵 蔵の華 特別純米生原酒(宮城)

宮城の一ノ蔵。今回初体験の米麹の旨みと香り。美味いけど何かが違います。最近の若者は・・ぢゃなくて最近の日本酒は消費者に媚びてけしからん!そんな主張があっても良いよね?と、思わせる日本酒。美味しい日本酒はこうあるべきなんて無粋だよね。とか言いながらちょっとドライフルーツの香味があって単純じゃあございません。機会があれば再度注文してみます。

・刈穂 蔵付自然酵母仕込 純米生原酒にごり直詰(秋田)

ぬお〜、人工的に酵母を加えず、蔵に住み着いている酵母をそのまま利用した日本酒。硬派だね!フルーツの香味が全くしない・・よね?あ、いや、タイム!何だかちょっとだけイチゴっぽい香りがするような?でも、ほとんどは土と蔵と干している稲穂のニュアンス。でもスッキリ系でほんのりと甘い。これはこれで気に入りましたよ。背中をハーン!と叩かれてしっかりしろ!と言われたような気がする日本酒(変な表現だな・・)

・?(多分、三重錦:三重)

一緒に飲んでいる方々と話が盛り上がった時に出された日本酒だから写真は撮ったけど、これが何でどんな味だったかすっかり忘れてしもうたナリ。甘めだったような気がします。ゴメンナサイ。

・蓬莱泉 特別純米 可(愛知)

酔っ払ってからコレ飲むのは失敗だった鴨。飲む順番間違えましたよ!ってくらい繊細で柔らかい素敵な日本酒。何と!この蓬莱泉 特別純米 可も味の傾向はフルーティさと離れていたように思いますね。本日は米祭りっすか?てな具合だね。ラベルがごつくてガッツリ濃い味かと誤解されないですかね?しらふの時に再度飲んでみたいな。愛知とか三重も個性的な蔵がたくさんあって楽しめそうな地域です。米の旨みがじわーっと染みるような幸せ感に浸れます。

・農口 山廃純米 無濾過生原酒(石川)

きたーっ!これぞ、古来からの由緒正しき日本酒の味。能登杜氏の農口尚彦氏の作品。やはりこういう濃いしっかりとした味の日本酒がどうしても最後になってしまうのは、ちょっと嫌だなぁ。だって味わいたいじゃない。まあ、優等生な日本酒だよね。個人的には甘さが多少強くても濃い味は好きな方だけど、もう少し尖った味でも良いかな?でもそんな尖った日本酒は若手の蔵人なり杜氏なりに任せておけばいいのかな・・・。いつまで今の農口が味わえるのか、それも微妙だね。